『おめおめ』するって、どこから生まれた言葉?
『おめおめ』する!について書いてみました。
『おめ』って何のこと?
テレビドラマや時代劇などで
主人公がひと旗あげようと
周りの反対を押し切って
勢いよく故郷(こきょう)を
飛び出したのはいいが、
思ってた以上に
上手くいかず、
いきなりヒョッコリ
帰ってきて
『今ごろおめおめと
帰ってきおって.....』
なんて言われているシーンを
見たことが、一度や二度
はあるかと思いますが、
実はこの、
『いまごろ、おめおめと
帰ってきて....』
の
『おめおめと』
なんですが、
恥を恥とは思わない、
思えない様子のことを
「おめおめと」
と
表現していました。
これはある意味、
「この恥知らず・・!」
って、いわれているのと
同じ意味になります。
こういうような表現をする
副詞には、
同じ音(響き)の
する言葉を並べた
ものがあり、
例えば、
「よくよく」とか
「なかなか」とか
「ながなが」なども
その仲間で
『おめおめ』も
「おめ」が
二つ重なって生まれた
言葉になります。
弱腰、気後れ(きおくれ)、
怯む(ひるむ、)こと?
その昔、
弱腰で 気後れ(きおくれ)
したり、ひるんだり
することを、
『恐む(おむ)』
と
言っていたのですが、
そこからこの言葉を
二つ重ねた
「おめおめし」と
いう形容詞が生まれ、
昔はこういう時に、
こういう言葉が、
よくつかわれて
いたようです。
そして
さらに、そこから
「おめおめ」という
副詞に派生して、
恥を恥とは思わない、
思えない様子の事を現す
表現として、
この言葉が
現代に生き残った。
というわけです。
【まとめ】
昔から使われてきた、
『おめおめと.....』
という言葉ですが、
実際の現代生活のなかで
使うことはめっきり
少なくなってきた
という感じはありますが、
テレビや映画の世界では、
まだまだ何かのおりに
使われているようですね。